アメリカの治安が一目でわかる犯罪マップと人種マップ

アメリカは同じ街でも道一本違うだけで治安が悪くなったりします。逆に、治安が悪いと言われる街でも実際に犯罪が多発しているエリアは街の一部だけ、ということもあります。アメリカの危ない地域を見つけるのに役立つのがTruliaの犯罪マップVirginia大学が作成した人種別マップ

犯罪マップ

治安が悪い地域がみれるサイトはいくつかありますが、賃貸や不動産情報サイトTruliaの犯罪マップが一番見やすいです。こちらはニューヨークシティの犯罪マップ

TruliaではSpotCrime.comとCrimeReports.comから各種犯罪データをとってきて地図上に表示しています。赤いエリアが犯罪が多発するエリアで緑のエリアが安全なエリア。観光地は人が多いぶんスリなどの犯罪も多いので、赤いエリアが必ずしも行ってはいけないエリアというわけではありません。各犯罪の日本語での意味は下のようになります。

  • Theft: 窃盗
  • Assault: 暴行
  • Robbery: 強盗(脅したり暴行を加えたりして窃盗すること)
  • Burglary: (家への)不法侵入
  • Shooting: 銃撃

地図上でズームインすればどういう犯罪が起こったかが分かるようになっています。タイムズスクエアがあるあたりにズームインしてみると、最近Robbery(強盗)とPetit Larceny(少額の窃盗)があったことがわかります。

人種マップ

もう一つ、治安を調べるときにすごく役に立つのがRacial Dot Map。白人(青色)、黒人(緑色)、アジア人(赤色)、ヒスパニック(オレンジ色)、その他(茶色)というように人種別に色分けされた地図です。こちらはマンハッタン近郊の地図ですが、どのエリアにどの人種がいるのか一目瞭然。

マンハッタンは基本的に白人が多いですが、セントラルパークより北の方(ハーレムエリア)になると黒人やヒスパニックが大多数になります。マンハッタンの下の方にちょこっとある赤いアジア人エリアはチャイナタウン。そしてブルックリンの中央はほとんど黒人(上の犯罪多発エリアと一致します)となっています。我々アジア人としては観光地でない黒人エリアは避けるのが無難でしょう。

ところで「黒人は危険」というのは差別的な考え方で、アメリカ人はこういうことに非常に敏感です。統計的には黒人の方が白人よりも犯罪率が圧倒的に高いですが、「黒人であること」=「犯罪を犯しやすい」ではありません。一般的にアメリカでは黒人が住むエリアは貧困なエリアが多く、貧困は犯罪を引きおこしやすいというのが理由です。実際、貧困レベルが改善されれば人種にかかわらず犯罪率も下がる、ということが研究(例えばHannon and DeFina, 2005)で分かっています。

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