なぜマイIPは他のVPNより日本の動画サイトが見やすいのか?

マイIPは日本のインターリンクが提供しているVPNサービスです。VPNを使えば、海外からでも日本版のHuluやNetflix、TVerなどが視聴できます。VPNサービスはセカイVPN、NordVPN、TunnelBear、CyberGhostVPN、ExpressVPNなどたくさんありますが、VPNを使っているのに日本の動画サイトがブロックされて見れないことがしばしば。この点、マイIPは他のVPNサービスとは一線を画していて、日本の動画サイトの視聴が制限されにくくなっています。

VPNを使っても日本の動画が見れないわけ

そもそもVPNサービスとは何かというと、、
あなたがパソコンやiPhoneからインターネットに接続すると、インターネット上の住所(IPアドレスといいます)が割り当てられます。各サイトはこの住所を見てあなたが世界のどこからアクセスしているのか知ることができます。VPNはこのインターネット上の住所を好きな場所に変更することができるサービスです。VPNで日本のIPアドレスを使えば、日本からアクセスしているように見せることができます。

ほとんどのVPNサービスは共有IPアドレスを使用しています。共有IPアドレスとは、複数の人・デバイスが同じIPアドレスをシェアしている状態です。同じIPアドレスから大量のアクセスがあるので、各サイトは怪しく思ってこのIPアドレスをブロック→その結果、動画が見れなくなってしまいます。

一方マイIPは共有IPアドレスではなく、固定IPアドレスを使用しています。つまり、契約者一人につき1つのIPアドレスを発行しています。不特定多数でシェアされてない日本のIPアドレスなので、各サイトも不審に思わず制限がかからない(かかりにくい)ようになっています。名の知れたVPNサービスの中で、共有IPアドレスではなく固有IPアドレスを使っているのはマイIPだけです。

マイIPの利点

固定IPアドレス

視聴できる動画サイトが多い

2021年2月現在、多くの動画サイトやサービスが利用できます:Tver、U-Next、Abema TV、日本版Hulu、Netflix、アマゾンプライムビデオ、Radiko

無料体験期間が60日

マイIPの欠点

いいことばかりではなく、マイIPにも劣る点がいくつかあります。

同時にVPN接続できるのは1デバイスのみ

多くのVPNサービスは複数のデバイスを同時に接続できますが、固定IPアドレスを使っているマイIPは1台ずつしか接続できません。

設定がややこしい

手順に沿って設定すればいいのですが、VPNの設定がやや複雑。他のVPNサービスはアプリをインストールしてログインするだけだったりします。

値段が高い

月額1,000円。NordVPNなら2年契約で月額3.71ドル(1年契約なら月額4.92ドル)です。

速度が遅い

SeigoさんのブログでもマイIPの速度についてレビューしていますが、接続スピードはかなり遅め。場合によっては動画再生がカクつきます。

日本のIPアドレスしかない

多くのVPNサービスは複数の国のIPアドレスが利用可能(例:NordVPNは62カ国)なのに対し、マイIPは日本のIPアドレスしか使えません。日本以外の動画を視聴したい場合などには不便。

マイIPの解約・退会方法

無料期間中に退会しても違約金は発生しません。退会の仕方はシンプル。インターリンクのマイメニューページの左側にある「退会(解約)」をクリックして退会画面に進み、退会申請が終わると確認のメールが来て終わりです。

最後に、マイIPの利用はインターリンクの公式ページより。

海外から日本版Huluやアマゾンビデオが見れるNordVPNのレビュー

私は昔から使っているTunnelBearというVPNサービスで日本版Huluや日本版アマゾンプライムを視聴していましたが、2020年7-8月頃から見れなくなりました。日本版Huluを見ようとすると、以下のエラーメッセージが出ます。

申し訳ございません。動画の再生中に問題が発生しました。更新ボタンを押していただくか、インターネットの接続状況をご確認ください。
サポート外ネットワークからの接続です。日本国外からの接続、VPN・プロキシ経由の接続等ではご利用いただけません。
コード:L-2055

また日本版アマゾンのビデオを見ようとすると「現在の場所では、このタイトルをご利用いただけません」というエラーメッセージが出ます。そこで2020年8月から使っているのがNordVPN

2022年6月現在、NordVPNはまだ問題なく使えています。

*VPNは、検出を回避しようとするVPNプロバイダとそれをブロックしようとする配信サービス側のいたちごっこなので、NordVPNもそのうち見れなくなるかもしれないし、TunnelBearや他のVPNプロバイダがまた使えるようになるかもしれません。

使い方

NordVPNのホームページで「Get NordVPN(もしくはGet Limited Deal)」をクリックして、料金プランを選択、支払い方法などを設定して購入すればすぐに使い出すことが可能。以下のようにアカウントページからデバイスごとにアプリをダウンロードできます。

ダウンロード後にアプリを開いて、国名リストから「Japan」を選べば接続完了。

料金

2022年4月現在、提供されているプランは2年、1年、1ヶ月プランの3種類です(以前は3年プランもありました)。契約年数が長いほど月額料金が安くなります。

通信速度

自分が使ってみた体感速度では、TunnelBear>NordVPN>マイIPの順で通信速度が遅くなっていきます。HuluやAmazon Prime Videoで日本の動画を見ていて、動画が途中で止まるということはあまりありません。やまさんの記事でも同じことが書かれています。

解約方法

契約してから30日以内の解約なら、全額返金してもらえます。解約方法はEmailかチャットでカスタマーサポートに連絡(詳細は公式ページへ)。

また、契約の自動更新を解除するには、NordVPNのアカウントページにログインして、
1. 「View Details」をクリック
2. 「Auto Renew」のスライダーをオフにする
の手順で自動更新の解除ができます。こちらも詳しくは公式のサポートページにて。

海外から日本の動画を見るためのVPNサービス、TunnelBearを使ってみたレビュー

日本版のNetflixやHulu、アマゾンプライムビデオ、U-Nextなどの動画配信サービスを海外から使おうとすると、「お住まいの地域からご利用になれません」という警告が出て視聴できません。そこで利用するのがVPNというサービス。VPNを使えば、アメリカ在住でも日本(または他の国)にいるかのように各サイトにアクセスできるようになります。たくさんあるVPNサービスのうち、自分も使っていて特におすすめなのがTunnelBear(トンネルベア)です。

*TunnelBearで日本版のNetflix、Hulu、アマゾンプライムビデオが見れなかったというレビュー記事がありますが、アメリカ在住の私が試した限りすべて視聴可能です(2020年4月現在)。

2020年8月現在、TunnelBearで日本版Huluやアマゾンプライムビデオが見れなくなってきました。インターリンクのマイIPNordVPNは今のところ使えています。

TunnelBearの使い方

パソコンならホームページからダウンロード、スマホならアプリをダウンロード。

面倒な設定はなく、メールアドレスとパスワードを設定すれば、接続先(Japan)を選び接続ボタンを押すだけで完了。ユーザーフレンドリーで、デザインが洗練されています。接続ボタンをおすとクマが土を掘って土管から頭を出すアニメーションがやたらと可愛らしい。笑

料金

無料版と有料版があり、無料版だと毎月500MB(動画視聴なら約30〜60分)まで使えます。有料版は以下の3つのプランから選べて、一番お買い得なのは3年契約で月々3.33ドル。

通信速度

一般的にVPNを使うと通信速度が遅くなります。TunnelBearは他の有料VPNサービスと遜色なく、動画を見るくらいは問題ありません。「VPNの比較サイト」の記事に、通信速度を含め技術的な点が詳しく書かれています。

解約方法

解約するのも簡単で、すべてオンラインでできます。アカウントページの「Overview」で「Cancel」をクリックして解約に進めます。解約が完了すればEメールが届きます。公式ページのQ&A(英語)にも詳細が書かれています。

悪い点

特にありませんが、強いて言えば日本語には対応していないことくらい。

DNA遺伝子検査を23andMeでやってみた体験談

アマゾンのプライムデーで、以前から気になっていたDNA遺伝子検査キットの23andMeが安くなっていたので購入して試してみました。結果は予想以上に興味深かったです。以下、レビュー。

検査方法

DNA検査キットを購入すると、下のような箱で送られてきます。中には唾液をためる用のケースと簡単な説明書。

唾液をケースに入れ、保存液と混ぜてから箱に入れて郵送します。郵送ラベルも費用も支払われているのでUSPSのドロップオフボックスに入れるだけ。郵送してから約3週間で検査完了のemailが来ました。

結果からわかること

23andMeではフルの遺伝子検査キット($199)を購入すると、

  • Ancestry(先祖)
  • Health Predisposition(病気のリスク)
  • Carrier Status(遺伝子キャリア)
  • Wellness(健康)
  • Traits(身体的な特徴)

といったことが分かります。Ancestryのみの検査キット($99)も購入可能。以下にそれぞれの結果を詳しくご紹介します。

Ancestry
私の家系は知る限り完全に日本人なので特に面白い結果は期待していませんでしたが、結果は92.6%日本人。6%韓国人が混ざっているのは驚きでした。「Ancestry Timeline」によると、私の先祖は比較的遅めに日本にやってきたようです。アメリカでよく中国人と韓国人に間違われるのはそのせいもあるのだろうか。

直近の先祖情報も詳しく分かるようになっていて、出身が中国地方なので先祖は広島・岡山・山口などに広がっていますが、愛知や沖縄にもルーツがあるのは新発見でした。

ハーフの人や欧米人がやるともっと面白い結果になるかと思います。

Health Predisposition
この項目では、パーキンソン病、乳がん、糖尿病などの病気の原因になりそうな遺伝的変異があるかチェックしてくれます。私はほとんどの項目で「Variants not detected」(=問題となりそうな変異体は特になし)でしたが、1つだけ「Increased likelihood」と出ました。それが2型糖尿病。

2型糖尿病を発症する確率は通常よりも高く、32歳から80歳の間で43%あると出ました。これは思い当たる節があり、自分の親族には糖尿病の人が2人います。母方、父方と別々で、二人とも食習慣が良くなかったようなので遺伝ではないかなと思っていたんですが、どうやら遺伝的・体質的に糖尿病になりやすいようです。今後気を付けねば。

Carrier Status
Carrier Statusは自分が遺伝的変異体のキャリアかどうかをチェックしてくれます。キャリアということは、自分の健康には影響がないけれども子孫にその遺伝子を受け継ぐことになります。いわゆる劣性遺伝(2017年から潜性遺伝と言い換えられているようです)。私は幸い(現在評価されている)すべての44項目で「Variants not detected」(=問題となりそうな変異体は特になし)でした。

Wellness
Wellnessでは食事に対する身体の反応、運動や睡眠などの特徴が分かります。私の結果は以下のようになりました。

アルコールが顔に出やすい、眠りは浅め、睡眠中の動きは少なめなどだいたい当たっています。すごい。

Traits
Traitsでは遺伝子から分かる身体的な特徴が詳しく分かります。例えば、

  • 高所恐怖症
  • 蚊に刺されやすさ
  • 乗り物酔いのしやすさ
  • 朝起きる時間
  • 肌の白さ
  • 耳たぶの形
  • アイスクリームの味の好み

など。ほとんどは「遺伝子情報からそんなことまで分かるの!?」という感想で有用なデータはあまりありません。しかし、けっこう当たってるので普通にすごいです。あと「ハゲやすくはない」ということが分かって安心しました。笑

これらの結果は23andMeのアカウントに保存され、随時アップデートされています。なので一度検査を受けておくと数年後にはさらに多くのことがわかる可能性があります。

購入手順

最後に購入方法。23andMeはフルの遺伝子検査キット($199)とAncestryのみの検査キット($99)の2種類があります。私はアメリカのAmazonでフルの遺伝子検査キットを購入しましたが、23andMeのサイトから直接購入も可能です。私の友達紹介リンクから購入すると10%オフになるのでご利用ください。

残念ながら、2019年現在、23andMeは日本からは利用できないようです。しかし日本で利用可能なDNA遺伝子検査サービスがいくつかあります。代表的なものは以下の2つ。




注意事項:プライバシー問題

23andMeで検査するとき、色々なポリシーに同意するか・しないかを決めます。その中には「あなたの(匿名化された)遺伝子情報を研究目的で利用してよいか」というようなポリシーもあります。

個人的にはより正確で有用なDNA検査ができるようになっていってほしいので、自分の情報を利用してもらうのは全然かまいません。しかし、個人情報が漏れてしまうのが気になる人は同意しないようにしましょう。

個人間のカーシェアリング、Turoを15回使ってみた感想

Airbnbは人から人へと部屋を貸すサービスですが、Turo(旧Relay Rides)は個人間で車を貸し借りできるカーシェアリングサービスです。「アメリカ レンタカー Turo」の検索結果が1,000件もないので全くその存在も知られていないことでしょう。笑(2017年6月調べ。2019年4月だと約8,000件だったので多少存在感が増してきました。)一般的な日本人なら「人から車借りるなんて!」とヒステリーを起こしそうな勢いですが、普通のレンタカーより安くて良い車だし、案外悪くありません。

使い方

まずは日程と場所で検索、さらに値段、走行距離、車種などで絞り込み検索。

 

気に入ったのがあればクリックして個別ページへ。このフォルクスワーゲンは1日$45(+諸費用)になってます。

注意点は以下。

トランスミッション(MTかAT)
いい車が安い!と思ってもよく見るとマニュアル車だったなんてこともあるのでチェックするようにしましょう。

走行距離
数日の旅行に行くときなんかはけっこう走るので最大走行距離(Distance included)をチェックしましょう。最大走行距離を超えると割高な追加料金を取られてしまいます。

レビュー
基本は高評価で評価数が多い人を選びます。ちなみに貸し手も借り手のレビューを見て貸すかどうか判断していて、使い始めたばっかりだとレビューがないので予約が断られたりすることもあります。予約のところに「Book Instantly」とあると、貸し手はレビューを見ることなく即予約を受け入れてくれるのでレビューの少ない方にはオススメです。この辺りはAirbnbと同じ。

良さそうだったら「Go to checkout」をクリックして予約画面へ。保険の種類を選び、最後に値段を確認して予約ボタンを押せば完了。

あとは貸し手が受け入れてくれればオッケー。借りるときには念のため使う前にガソリンメーターと総走行距離を写真にとっておきます。

値段

上の画像にあるように、リスト価格に加えてTuroの手数料と保険費用がかかってきます。Minimumプランの保険ならリスト価格の3割増しくらいが最終的な値段になる感じ。保険込みのトータルの価格をふつうのレンタカーと比べると3〜4割ほど安いですし、予約時に支払い総額が決まってるのがいいですね。

レンタカー保険

レンタカー会社で借りると「この保険がないと事故したときこれくらい支払う必要があります」的な不安を煽る脅しがよくあり、これに打ち勝つのはけっこうな精神的苦痛ですがTuroではそんなこともありません。Turoの保険は3種類で、MinimumかStandardかPremier。Turo保険の詳細はこちらの公式ページに詳しく書かれています。

  • Minimum
    State minimum liability insurance
    $3,000 damage deductible
  • Standard
    $1 million liability insurance
    $500 damage deductible
  • Premier
    $1 million liability insurance
    $0 damage deductible

全てLoss Damage Waiver(車両保険)とLiability(自賠責保険、対人、対物)があります。”$3,000 damage deductible”というのは3000ドルまでは借り手が自分で支払い、それ以上は保険でカバーされる、という意味です。ちなみにアメリカでレンタカーするときどういった保険が必要かはこちらの記事に詳しく書いてます。

体験談

シェアリングサービスということで良い意味で適当な(細かいことを気にしない)オーナーが多い印象。以下15回借りたうちの5回をピックアップしました。

HYUNDAI ELANTRA 2010
★★★☆☆
最初に借りた車。オーナーの家の前で免許証をチェックして出発してから数分後、オーナーから「家の鍵を車に忘れた」という連絡があり引き戻すことに。笑 返却したときに「家で夕食食べていく?」と誘われたり、フランクなオーナーでした。車は問題無し。

VOLKSWAGEN GOLF GTI 2015
★★★★★
車も新しく綺麗で値段も安い!というのもオーナーがTuroを始めたばかりでレビューがなかったので安めに価格設定されてました。

HONDA CIVIC 2010
★★★★☆
オーナーの自宅前に鍵ボックスがあり、それをダイヤルして鍵を取り出して家の前にある車を使ってくださいとのこと。つまりオーナーに会いませんでした。返却が予定より1時間遅れてしまったんですがオーナーに連絡して事なきを得ました。

Benz CLA-Class 2018
★★★★★
1日$68と割安。都市によってはベンツ、BMW、テスラ、ポルシェなどの高級車が比較的安く借りれたりします。普段は大衆車を運転しているので高級感が楽しめました。車のピックアップ・返却もスムーズでした。予定より早めに返却することになったのですが、オーナーの方はフレキシブルに対応してくれました。

TESLA MODEL 3 2018
★★★★★
テスラが1日$139と(テスラにしては)割安だったので試してみました。保険や諸費用を合わせると$216。オーナーはギークなアメリカ人で、テスラの機能を熱心に語ってくれました。話題のオートパイロット機能は高速道路ではかなり安定していて、ローカル道路はもう一息、という感じ。他にも雨の量に応じて自動調節されるワイパー、自動調節されるエアコン、運転手が近づくと自動で出てくるドアハンドルなど、未来を感じる楽しい車でした。

免許

自分はアメリカの免許証を持ってるんですが、OFFSCREEN.JPのブログによると日本で発行した国際免許証でも運転できる模様。しかし最初にアカウント登録するときには日本の免許とパスポートが必要なようです。詳しくは公式ページ(英語)で。

最後に

アメリカはこういった野心的なサービスの利用者が多くて良いです。アメリカでよくレンタカーをする人なら試してみてはいかがでしょう。しかし日本ではあんまり流行らないだろうなあ、、、一応DeNAがAnyca(エニカ)という個人間カーシェアリングサービスを展開してますが。自分も借りるのはいいけど貸す側になるのはちょっと勇気がいりそうです。

こちらのリンクからTuroに登録すると友達紹介で$25割引なのでどうぞ。

Airbnbでアメリカ各地に13回泊まってみた感想

Airbnbは一般家庭に有料で泊まることができる民泊のサービスです。日本人的には「知らない人の家に泊まるの?」「安全なの?」って感じですが、普通の観光では見れないところが見えてけっこう楽しいです。自分がアメリカ各地で13回使ってきた体験、Airbnbの良いところと悪いところを紹介します。

Airbnbとは?

旅行者(ゲスト)と家の居住者(ホスト)をつなぐプラットフォームです。旅行者としてはホテルより安く泊まれて現地の暮らしを体験できます。ホストにとっては自分が使ってない部屋などを使って収益が得られるのでWin-Winのサービスです。検索ページはこんな感じ。

予約するのも簡単で、部屋タイプは3種類:貸切、個室+共用スペース、シェアルーム(だいたいリビングのソファーで寝る)。自分は基本的に貸切か個室です。シェアは安くてホストとの交流も楽しめるんですが、気を使うのであまり使ってません。貸切は友達と一緒に泊まるとけっこう楽しめます。予約ページはこんな感じ。





予約時の注意点

ホテルではなく個人宅に泊まるということをお忘れなく。注意するところはレビューです。ゲストはかなりあまく点数をつけているのでレビューは普通4以上あります。4未満のところは避けましょう。レビューが多く、点数が高いところを選べば安全面も問題ありません。自分は最初のころあまり気にしていなくて失敗しました(経験談は下)。そしてレビューの数が100以上とか異常に多いときは、ホストがビジネスライクな場合が多く、ホストとの交流はあまり期待できません。

レビューをもらおう!

宿泊した後はホストをレビュー、そしてホストからレビューをもらうようにしましょう。レビューをもらうのはすごく大事です。自分はAirbnbのホストをやったこともあるんですが、ゲストのレビューを見て受け入れるかどうか判断します。レビューがないゲストやレビューが悪いゲストは基本的に受け入れませんでした。なのでAirbnbを使い始めたばかりのときは予約を入れてもけっこう断られたりしますが、レビューをいくつかもらえば多くのホストに受け入れてもらえるようになります。

「今すぐ予約」の設定(英語だとInstant Booking)の設定をオンにしているホストなら必ず受け入れてくれるので予約がキャンセルになる心配はありません。

体験談

自分が宿泊したところのうちいくつかをピックアップしてみました。

♣ ニューヨークシティのブルックリン
Airbnbで最初のステイ。なんと猫がいる部屋です。楽しそうと思い、貸切で予約。知らない人に猫の世話をさせるのはどうかと思いますがそれはさておき、猫はすごく可愛い。しかし、寝ようと思っても猫がうるさい。夜にベッドに上がってくる。結局ほとんど寝られず最初はちょっと苦い経験になりました。

♣ シカゴ
最寄駅から徒歩10分。到着が夜+住宅街で人気が無いのでちょっと怖い。個室で予約したんですがたまたま家主は出かけているようで、セルフチェックイン。鍵は植木鉢の下にあり、それをとって入室。部屋はよくある古いアパートでした。早朝物音がしたので家主が帰ってきた模様。でもずっと部屋にこもっていて寝てるかもしれないので静かに家を出てチェックアウト。後でチェックアウトしたこと、鍵を元の場所に戻したことを伝える。淡白なステイ。

♣ ペンシルベニア州ピッツバーグ
ホストは大学で働くインド人夫妻。すごく感じのいいホストで、チャイティーまでご馳走になりました。古い一軒家を改築した家で、インド風の高さがあるベッドで就寝。Airbnbで一番良かったステイ。

♣ アイダホ州
友達4人とイエローストーンに行ったときに宿泊。めちゃくちゃ広い家で、ホスピタリティのある家主。5人で部屋3つ使って格安で快適でした。

♣ バーモント州
未舗装の道を10分ほど走った先にある家で、庭に設置された廃バス(!)が泊まれるようにレノベーションされたところ。シャワーは屋外で非日常感満点。手作り朝食まで出てきてこれぞairbnbといった体験ができました。

まとめ

まとめると、Airbnbの良いところはホテルより安いこととローカルの生活を体験できること。逆に悪いところは一人で泊まるとちょっと不安、たまに清潔感に欠ける、多くのホストはビジネスライクといったところです。ただし、自分は安宿としてAirbnbを使ってたので奮発すればもっといい経験ができるはずです。

もしairbnbに興味あるけどまだ登録してない人は私の紹介で約$40(ドルベースなので円にすると前後します)のクーポンがもらえます。お試しあれ。

Airbnbの紹介コードはこちら。

Airbnbのホストをやってみた話も合わせてどうぞ。

アメリカ医療保険の覚えておくべき用語まとめ

アメリカで働いているなら会社で医療保険(Cigna、Blue Cross Blue Shield、Kaiserなど)に入っているかと思います。私も入っているのですが、保険の種類を選ぶときに専門用語が多くて何をどう選んでいいかわからなかったので、医療保険の覚えておくべき用語をまとめてみました。

Deductible

年間の免責金額。免責金額以内なら100%自分で負担する必要がありますが、免責金額以上になると保険会社が全額(あるいは一部)負担してくれます。


Deductibleが$500のプランの場合、毎年、医療費が$500に達するまでは100%自己負担します。$500以上になれば、医療サービスを受けるたびに保険が適用され始めます。保険適用額はcopayやcoinsuranceによります。

Copay(=Copayment)

自己負担金。


Copayが$20で、検診に$120かかったとします。もしDeductibleが$0あるいはその年のDeductibleを使い切っている場合、$20は自分が負担し、残りの$100は保険会社が負担してくれます。

Coinsurance

直訳すると共同保険。Copay(自己負担金)とほとんど同じですが、Coinsuranceは自分が負担する金額ではなく割合が決められています。


Coinsuranceが20%で、検診に$120かかったとします。もしDeductibleが$0あるいはその年のDeductibleを使い切っている場合、自分が負担する額は$24(=$120×20%)になります。

Out-of-pocket maximum

年間自己負担額のマックス。保険適用範囲内のサービスではこれ以上負担額が増えることはありません。


$20,000の手術を受け、Deductibleが$1,300、Coinsuranceが20%、Out-of-pocket maximumが$4,400として自己負担額を計算します。

まず、Deductibleの$1,300を$20,000から差し引きます。次に差し引いた分(=$18,700)のうち20%が自己負担になるので計算すると$3,740となります。これをDeductibleと合わせると自己負担額が$5,040となります。しかし、Out-of-pocket maximumは$4,400なので、最終的に自己負担する金額は$5,040ではなく、$4,400となります。

参考:www.healthcare.gov/glossary/out-of-pocket-maximum-limit/

in-networkとout-of-networkの違い

医者や病院は自分が登録している医療保険会社(Cigna、Blue Cross Blue Shield、Kaiserなど)のウェブサイトから検索できるようになっています。それぞれの医療機関・医者にはin-networkやout-of-networkと明記されています。これは何かといいますと、in-networkの医者や病院は医療保険会社と提携しており、一般的に割引価格でサービスを利用することができます。out-of-networkはその逆で提携していないので割高になってしまいます。

out-of-networkでもかかりつけの医者に診てもらいたい!という場合を除いて、in-networkのサービスを受けるのが一般的です。

海外旅行のホテル予約は掲載数世界一のBooking.comがおすすめ

日本国内のオンライン宿泊予約はじゃらんと楽天トラベルが大きなシェアを持っていますが、海外(特に北米・ヨーロッパ)の宿泊予約はBooking.comが圧倒的に人気です。Digital Market Outlookのデータ(2016年)によると、Hotels.comとAgodaを突き放しています。

以下、なぜBooking.comがオススメなのか、そしてさらに安く利用する方法をご紹介します。

Booking.comの特徴

掲載件数は世界最多

Booking.comに掲載されている宿泊施設は世界最多の192万件2018年Q2決算資料より)。Hotels.comやExpediaやTrivagoをもつExpediaグループ全体の掲載件数は75万件以上(2018年Q2決算資料より)なので、それと比べると2倍以上の掲載数となっています。

キャンセル無料が多い

多くの宿泊施設が宿泊日前日や2日前までキャンセル無料で予約させてくれます。友達の都合がまだ分からないけどとりあえずホテルは押さえておきたい、というような場合にとりあえず予約しておけるのですごく助かります。

最安値なことが多く、最低価格保証つき

最低価格保証(Booking.comの公式ページ)は他のサイトでもよくやっていますが、掲載件数が多いので他のサイトでは見つからないような格安宿泊施設が見つかったりします。

frommers.comというサイト(英語)が世界5都市、様々な価格帯でホテル予約サイトを比較した結果を分析していますが、そこでもBooking.comが予約サイトランキングの1位となっています。価格の透明性が高評価につながったとのこと(他のサイトでは税金や隠れコストをはっきり提示していないことがあります)。

レビューが少ないところには注意

掲載件数が多いことの副作用で、質の悪い宿泊施設も掲載されています。レビューが悪かったり少なかったりするところは避けるようにしましょう。

Booking.comの使い方

使い方は直感的。日付と行きたい場所を入力すると泊まれるホテルが出てきます。下はニューヨークシティで検索した結果。地図で検索できたり、安い順に並び替えたり。価格、レビュー、キャンセル無料があるかどうか等で検索結果にフィルターをかけることもできます。


 

下のホテルを試しに選んでみると、


 

部屋や予約の種類別に価格が表示されます。$125.1の方は2日前までキャンセル無料となっています。


 

部屋のタイプ(Standard Queen Room)をクリックするとその部屋の写真や詳細を見ることができます。


 

$125.1の方を選び、「I’ll reserve」ボタンを押して支払い画面に進むと、税金などを含む最終価格が表示されます。検索時に出てきた価格とは違うので常にこの最終価格をチェックするようにしましょう。

Booking.comをさらに安く使う:geniusステータス

Booking.comにはgeniusステータス割引というものがあり、これがあるとgeniusプログラムに加入しているホテルで10%割引きとなります。ステータスは2年間に5回予約すれば得られます。ホテルによってはチェックイン・チェックアウトの時間が2時間延長になるなどのメリットもあり。

Booking.comをさらに安く使う:キャッシュバックサイトを活用

Booking.comでの予約をさらに安くするもう1つの方法はキャッシュバックサイトを使うこと。TopCashbackBeFrugalなどのキャッシュバックサイト経由でBooking.comにアクセスして宿泊予約をすると宿泊料金の6%がキャッシュバックされます。キャッシュバックサイトについてはこちらの記事に詳しく書いています。

注意点は、(経験上)ホテルで直接支払った場合にはキャッシュバックが適用されないことがよくあること。そしてキャッシュバックの対象はTopCashback、BeFrugal共にアメリカでのホテル予約のみ。


最後に

Booking.comをまだ使ったことがない方は、こちらのリンクから登録してもらうと友達紹介で初回利用分から$25引きになるのでぜひご利用ください。

海外から日本の銀行に安く送金する方法、Wise(旧Transferwise)を使ってみた

自分は日本に帰るとき、よく海外の銀行から日本の口座に送金しています。今回使ったのがWise(旧Transferwise)というサービス。手数料1%弱、為替はマーケットレートのまま(上乗せなし)という格安で海外送金できてしまいます。2015年頃からチェックしていましたがついに日本円に対応したので早速使ってみてレビューしてみました。(2024年2月、記事更新)

送金方法の比較

Wiseは本当に安いのか?従来のよく使われる送金(換金)方法と比べてみました。比較するのは以下の4つ。

  • アメリカ(海外)のクレジットカードを日本で使う
  • 大黒屋などの金券ショップで換金
  • 銀行送金
  • Wise
クレジットカード金券ショップ銀行送金Wise
送金手数料--数千円約1%
外貨両替手数料約2~3%約2%約1%-
受取銀行手数料--数千円-

銀行の説明する「手数料」というのは総じて「送金手数料」のことであり、両替手数料が隠れコストとして銀行のレート(TTS/TTBレート)に組み込まれています。銀行送金の比較はこちらのブログで詳しく解説されています。銀行送金の場合、送金額が100万円以上なら送金・受取手数料が無視できるくらい小さくなってクレジットカードや金券ショップよりも安く送金できます。しかし、銀行送金の場合は両替手数料だけですでに約1%かかってしまうので、Wiseが一番安い送金方法です。

ちなみにアメリカには両替手数料(Foreign Transaction Fee)が無料なクレジットカードも存在して、自分の持っているAmerican ExpressのSPGカードはその一例です。自分が日本に帰るときは、極力この両替手数料無料のクレジットカードを使い、現金が必要なときはWiseを使うようにしています。

Wiseを使ってみた感想

使い方は簡単で、送金側と受け取り側の銀行の情報を入れて最後に送金額を入力して終了。と思いきや翌日送金失敗のメッセージが来ました。

どうやら受け取り手の名前をカタカナ表記する必要があったようで変更したら成功しました。対応が迅速で良かった。銀行送金の両替手数料のような隠れ費用がないのがいいところ。レシートはこちら。送金額、受取額、手数料、そして為替レートが明記されています。ここまで透明性がある送金・換金方法は今までなかったんではないでしょうか。

Feeはふつう送金額の約1%ですが、初回だったので割引がありました。こちらのページでWiseの手数料が計算できます。

Wiseの仕組み

なぜWiseでは両替手数料がかからないのか?怪しいサービスじゃないのか?と疑問をお持ちの皆様。Wiseの公式ページや下の動画で詳しく解説されていますが、安い理由は実際にお金が国境を越えて送金されていないからなのです。

Wiseは世界各地に銀行口座を持っていて、例えばアメリカから送金依頼が来ると、そのお金はWiseのアメリカドル口座に行きます。そしてWiseの日本円口座から日本の受け取り銀行にお金が送られるわけです。両方向に送金する人がある程度いればこのシステムが回るのです。うーん賢い。

ちなみに(海外に受け取り手が必要ですが)、日本の銀行から海外の銀行へ送金ももちろん可能です。

Wiseの評判

Wiseは元スカイプ社員が2011年に始めたフィンテックのスタートアップ会社で、評判はすこぶるいいです。Glassdoorでみた従業員の会社に対する評価も5段階中4.8。Googleの評価が4.4、Appleが4.0なことを考慮するとこの評価4.8というのは異常な高さです。Techcrunchの記事でも「黒字化している珍しいユニコーン企業(評価額の高いベンチャー企業のこと)」と評されています。

日本への送金が高くなるかも?

2017年9月29日にWiseからこんなメッセージが送られてきました。要約すると、日本に送金するときは金融庁のルールにしたがい、近々Wiseの日本口座ではなくヨーロッパ口座からSWIFTで送金しますよ、とのこと。これにより、送金にかかる時間が少し長くなります。日本から海外への送金は今まで通り。

We’re changing how we send money to Japan soon. To make sure we’re sticking to the rules set by the Japanese Financial Services Authority, we’re switching to using SWIFT payments.So instead of paying out from our bank account in Japan, we’ll send the money from Europe instead.

We’re waiting on the Japanese FSA to publish a clarification of their views on money transfer regulations before going ahead with the switch. Once they’ve done this, we’ll let you know.

Your money may take a little longer to arrive too. Transfers from Japan aren’t affected.

 

さらに、ヨーロッパから送金するので手数料が高くなるんではないか、と思い、Wiseに問い合わせたところ、まさにその通りでした。これは早めに送金しておいた方がいいかも?

The price might go slightly up for the period of the change, as SWIFT international transfers are a bit more expensive than the regular ones.

 

[2017年12月2日、追記]
この件に関してWiseから連絡がありました。結果から言うと、2017年12月1日から日本への送金額が百万円を超える場合には送金がSWIFT方式になり、手数料が少し高くなりました。内容をまとめると、

  • Wiseの通常の手数料に加えて、フラットレートの追加手数料がかかります。追加手数料は送金通貨によって違い、アメリカドルの場合、追加手数料は25ドル。詳しくはこちら
  • さらに銀行間の取引手数料がかかる可能性あり
  • 通常のWiseの送金よりも1日長くかかる

送金額が100万円以下の場合にはこの変更は当てはまらず通常のWiseの送金になります。また日本から海外への送金も送金額にかかわらず通常の送金です。

完全栄養食ソイレントを飲み始めたらやめられなくなった話

ソイレント(Soylent)はアメリカ発の栄養機能食品(飲み物)です。プロテイン、ビタミン、ミネラルなど成人に必要な栄養素がすべて含まれ、ちゃんとアメリカ食品医薬品局FDAに承認されています。クラウドファンディングのKickstarterで史上最大規模の資金調達を達成したことでも有名。アメリカとカナダで普通に注文できますが、日本では未発売なので輸入品になってけっこう高くつきます。

忙しくて食べる時間がない人、料理する時間がもったいない人にオススメなのがこのソイレント。自分も注文するのは3度目でだいぶヘビーユーザーになりつつあります。アメリカのAmazonソイレントのホームページから注文できて、一本約3ドル。ソイレントのサイトではさらに割安のパウダータイプも売られています。アマゾンのレビューも4.0とけっこう高め。こんな箱で届きます。

味はOriginal、Cacao、Strawberry、Vanillaから選べます。自分はCacao味が好み。味は評価が評価が分かれるところで、飲んでみた感想は一言で言えば豆乳のような味がします。良く言えば癖がなく飽きない味、悪く言えば別に美味しくはないです。笑 サイズは以下のような感じで、一本14オンス(約414ml)、400kcalでソイレントだけだとちょっとお腹が空くのでヨーグルトとか家にある適当なものと一緒に食べてます。

ソイレントの種類

現在ソイレントは3種類の商品を発売中です。一番コスパがいいのはパウダーですが、自分は開けて飲むだけのドリンク派。

  • パウダー
  • ドリンク
  • Cafe(カフェイン入りの朝食用ドリンク)

ソイレントの歴史

元ソフトウェアエンジニアのRob Rhinehartが個人ブログを通して2013年から開発を始めたのがソイレント。クラウドファンディングを経て2014年から正式に発売が開始されました。2015年にドリンク、2016年にCoffiestが追加されて現在のラインナップになっています。発売開始からソイレントは進歩していて、現在の最新版は2018/1/9のバージョン1.9。さすがソフトウェアエンジニアが作り始めた商品。笑

まとめ

別に美味しくはないけども楽だしなんだかんだで癖になってしまうソイレント。もしアメリカ在住なら是非試食(試飲?)してみてください。ソイレントのページから購入する場合は友達紹介があるので、こちらのリンクから注文してみてください。(サブスクリプションした場合の)初回購入が$10引きになります。サブスクリプション(=定期購入)はいつでも解約できるので、一度購入してすぐ解約すれば一回の購入で$10引きを適用することができます。

日本でも完全食パスタCOMPの完全食があり、気になるところ。