歴代ベストセラーからオススメするビジネス・経済本

本当に良い本というのは、古くなっても価値が変わらないものです。しかもブームが去っているので値段もお買い得。今回は過去50年のベストセラーの中から、ビジネス書、経済書、新書でおすすめ10冊をまとめてご紹介。

道をひらく(松下幸之助)

発売年:1968
売上部数:520万部

一代で松下グループを築き上げ、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助の名著。もう50年も前の本ですが、未だに読まれているベストセラーです。要約すると、とにかく頑張り、人を大切にすれば成功するという著者の経験談。パナソニックの新入社員は松下幸之助の本を読んで考え方を学ぶらしいです。

バカの壁(養老孟司)

発売年:2003
売上部数:439万部

バカの壁とは、現代人が考えないままに自分の周囲に作っている壁のこと。それが思考停止につながり、いろんな不幸が起こると解説している本。読んでると不快な部分もありますが、とりあえず人の話は聞こうと思えるようになりました。

脳内革命(春山茂雄)

発売年:1995
売上部数:410万部

人間は怒ったり強いストレスを感じると脳からノルアドレナリンというホルモンが分泌され、これが老化や病気を引き起こします。一方、プラス思考するとエンドルフィンというホルモンが分泌され、老化を防止し自然治癒力を高めるすぐれた薬理効果を発揮します。こんな感じでプラス思考がいかに心身に良いかを医学的に解説する本。読んで損することなし。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(岩崎夏海)

発売年:2009
売上部数:275万部

タイトル通り、野球部のマネージャーがドラッカーの経営書に出会い、それを元に野球部を強くして甲子園を目指す青春物語。ピーター・ドラッカーは現代経営学の父で、大ベストセラー「The Practice of Management(1954)」の著者です。本書では野球を通じてドラッカー論が分かりやすく解説されています。

国家の品格(藤原正彦)

発売年:2005
売上部数:271万部

日本は世界で唯一の「情緒と形の文明」。国際化という名のアメリカ化に踊らされてきた日本人は、この誇るべき「国柄」を長らく忘れてきました。いま日本に必要なのは、論理よりも情緒、英語よりも国語、民主主義よりも武士道精神。日本がどうあるべきか、考えさせられる一冊です。

金持ち父さん 貧乏父さん(ロバートキヨサキ)

発売年:2000
売上部数:201万部

貧乏父さんであるロバートの父親は典型的な人物で、一生懸命勉強し、働き、貯金し、いい会社に入るべきとロバートにアドバイス。一方、金持ち父さんであるロバートの友達の父親は、「お金のために働かず、いかにお金が自分のために働くようにするか」を教えてくれます。日本にいるとあまり学ぶことのない金融リテラシーをつけてくれる一冊。この本を読んで多くの人が感化されたと思いますが、自分もその一人です。

伝える力(池上彰)

発売年:2007
売上部数:180万部

分かりやすく物事を伝える方法、文章力のつけ方、プレゼンを聞いてもらうためのポイントなどが書かれています。物事を深く知っていなければ相手に伝わりません。例えば「日銀とは何か、を子供に説明する。」日銀を辞書で引いてそれを読んでもいまいちピンとこないし、教科書通りの説明では伝わらないのです。

自分の経験に基づいた話で、若い頃からいかに難しいことを簡単に説明するかを考えて努力してきた結果が今の池上さんなんだなと納得しました。

話を聞かない男、地図が読めない女(アランピーズ)

発売年:2002
売上部数:178万部

男女の考え方の違いを生理学・脳科学的にわかりやすく解き明かす本。「男が話をする目的は解決策を得るためだが、女が話をする目的は人間関係づくり」などなど具体例をからめて解説されています。異性の友だち、恋人、結婚相手などなど、ケンカが絶えない方は、必読。

夢をかなえるゾウ(水野敬也)

発売年:2007
売上部数:176万部

のび太くんのような主人公の元に、象の姿で関西弁を話す胡散臭い「ガネーシャ」が現れて色々な助言をしていく話。ガネーシャが主人公にトイレ掃除させたり、誰かにサプライズプレゼントさせたり、コンビニでお釣りを募金させたり、一見意味のないことを命令していきます。

色々エピソードがありますが、この本が伝えたいことは「自分を変えるには行動すること、考えるだけじゃダメ」。ためになるし、面白い。ちなみに本家のインドの神様ガネーシャは商業・学問の神とされています。

学力の経済学(中室 牧子)

発売年:2015
売上部数:30万部

「ゲームが子どもに与える影響」「少人数学級の効果」など、今まで「思い込み」で語られてきた教育の効果を、科学的・経済学的にデータを使って議論していく本。学校教育や子育てなど、定量化しにくい教育方法を統計データを使って分析していくのが教育経済学で、著者の中室牧子さんはコロンビア大学でPhDを取った専門家。

読んでいてなるほどと思わされることが多かったです。たとえば「ご褒美で釣るとき、アウトプット(テストの点)ではなくインプット(勉強時間)に対してご褒美を与える」引用文献があって説得力があり、著者の視点がかなり中立的なのも好印象です。

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