TOEFL iBT対策ライティング、オススメの参考書

ライティングセクションは、スピーキングよりも取り組みやすく、比較的高得点が狙えます。純日本人でTOEFL100点超えを狙うなら、ライティングは足を引っ張らないよう25点くらい欲しいところ。自分は最初に受けたTOEFLのライティングが17点、最後が24点(最高25点)という結果でした。

問題形式

ライティング問題は2問あり、解答時間は合計50分。

1. Integrated Writing

スピーキングのIntegrated Taskと同様、リーディング、リスニングが組み合わされた問題。約3分でパラグラフを読み、約3分のリスニングを聞き、その後20分で解答。要約問題で、自分の意見は書きません。ETSによると、良いエッセイは150〜225字。

2. Independent Writing

短い問題文に対し、自分の意見を30分で解答します。ETSによると、良いエッセイは最低300字。問題は、例えばこんな感じ:

Nowadays, food has become easier to prepare. Has this change improved the way people live? Use specific reasons and examples to support your answer.

ライティングのコツ

基本的に練習あるのみなのでひたすら問題を解く、モデルアンサーを見る、自分の文章と比べる、たまに添削してもらう、を繰り返していきましょう。以下、細かい点。

採点基準

ETSによると、両方のタスクで求められているのは以下のとおり。日本人は文法は得意なので、いかに語彙力をつけるか、そしてそれを使いこなせるかが鍵になります。

  • 説得力のある内容
  • 適切な語彙
  • 多様な表現(語彙)
  • ミスの少ない文法

テンプレートは点数にならない

TOEFLはテンプレートで解答することを非常に嫌がるので、テンプレートは文章の大枠を構成する程度にとどめておくのが無難です。例えば、In conclusion, from the above reasons, I consider …というような部分はいくら長く書いても内容がないので点数になりません。参考書などである程度スタイルを確立させたら豊かな表現で内容を充実させることに集中しましょう。

添削してもらう

スピーキングと同じく、アウトプットの学習はときどき評価してもらわないとどんどん自己流になってしまいます。ここでオススメなのが英文を自動校正してくれるグラマリー(Grammarly)。通常使うぶんには無料版で十分で、誤字・脱字、文法など基本的なミスは指摘してくれます。自分は最後の仕上げのときだけ有料版にアップグレードして使っていました。

さらに、自分はウェブトフルのIndependent Writing添削コースを一度受講しました。生身の人間に添削してもらうのはやっぱりためになります。そのぶんお金もかかりますが。

関連記事:アメリカ博士修了者がオススメするオンライン英文校正サービス、Grammarly

使用した参考書

Barron’s Writing for the TOEFL iBT

これだけあればiBT100点目指すのには十分だと思います。練習問題が大量。Writing Sectionは①Integrated Taskと②Independent Taskがありますが、参考書の内容は、①の取り組み方、②の取り組み方、共通して使える役に立つ表現、モデルエッセイという感じ。説明はすべて英語ですが、それほど難しくないですし、英語に慣れる訓練になります。特に良かったのが、②に関するモデルエッセイが185種類!もあること。TOEFL PBTではこの中のどれかから必ず出題されていました。

ちなみに下の参考書がいろんな方からオススメ(Amazonのレビューも高評価)されていたんですが、これはPBT用で古いバージョンです。自分も買ってみたのですが、185種類のエッセイをはじめ、全部内容が上のiBT用の参考書に含まれているので買う必要はありません。

Hackers TOEFL Writing

これはウェブトフルのライティングコースで使用されてた教材です。Web TOEFLの葛山さんも書いていますが、問題がすごく良い。特にIntegralの問題はBarron’sよりもHackersの方が断然いいです。自分の場合、IndependentはBarron’s、IntegralはHackersと使い分けていました。Hackersは韓国の参考書で、解説が韓国語で読めないのが残念なところ。(解答は英語なので問題ありません)しかし、実際スコアもLimited→Goodまで上がったのでかなりいい教材でした。

Subscribe
Notify of

0 Comments
Inline Feedbacks
View all comments