アメリカ大学院留学の準備はいつから?

自分は大学に入るまで海外に行ったこともなく、留学経験もありませんでした。日本で修士課程に行き始めた頃、ふとアメリカで博士課程をしてみようと思い立って留学準備に取り掛かりました。アメリカ大学院受験に必要なものは、GPA、TOEFL、GRE(もしくはGMAT)、推薦状、志望動機書(Statement of Purpose)、そしてやる気です!細かいところは大学院によって違ってくるので要確認。

準備期間

こちらが自分の留学準備スケジュール。アメリカ大学院の応募シーズンは前年の10月から12月で、早く応募する方が留学先の予算の関係上好ましいです。それに合わせて留学開始の約2年前から動き出しました。TOEFLは1年かけて7回受験、GREも1年かけて3回受験。

1. GPA

GPA(Grade Point Average)とは平均の成績評価値のことで、大学院留学で必要になるのは日本での大学・大学院のGPAです。日本の大学ではだいたい優・良・可の3段階評価で、アメリカではこれが点数化され、優:4.0、良:3.0、可:2.0となります。自分は単位さえ取れればいいと思っていたので大学のGPAがなんと2.6しかありませんでした。笑 アメリカの大学の平均的なGPAは3.1で、しかも博士に行こうとする人ならもっと高いはずなので、2.6はそうとう悪い部類です。GPAが低いせいで日本の奨学金は全くもらえませんでした。しかし無いものは無いので他で補うしかありません。

この記事を読んだ方でちょっとでも留学を考えているなら、今からでもいい成績で単位を取れるようにしましょう。ちなみに留学先以外からの奨学金や、会社が費用を負担してくれる場合には合格率は格段にアップします。

2. TOEFL

現在の方式はTOEFL iBTと呼ばれる形式で、Reading、Listening、Speaking、Writingの4つのセクションで構成され、英語の4つのスキル全てがテストされます。各セクション30点満点で合計120点満点。試験時間がとにかく長くて3、4時間かかり、英語力と同時に集中力が試されます。笑
合格基準はだいたい100点前後。

3. GRE(もしくはGMAT)

GREはVerbal(語学)、Quantitative(数学)、Analytical Writing(筆記)、の3セクションからなるテスト。VerbalとQuantitativeは各170点満点、Analytical Writingは0.5点刻みの6点満点。TOEFLと違い、GREは留学生向けのテストではなくアメリカ人向けのテストなので、Verbalがめちゃくちゃ難しいです。その一方Quantitativeは異常に簡単で、理系の人ならほぼ満点が取れるレベル。MBA留学の場合はGREでなくGMATが必要なケースが多いです。(最近はGREのスコアで代替してくれる学校も多々)

Verbalセクションには穴埋め問題や読解問題があり、選択形式です。例えばこんな感じ。

She volunteered to work in a mathematics class because of her ( ) nature.
1. altruistic
2. baneful
3. candid

アメリカ人でもあまりなじみのない英単語のオンパレードなので、普通の日本人なら選択肢の単語が全て分からないということもザラです。ネット上には「GREは難しすぎるのであまり勉強せずに他に力を注ぐべし」というアドバイスもあるほど。しかし自分でどうにかできるものは志望動機書、TOEFL、GREしかないので、この3つのうちの1つを捨てるというのは非常にもったいないです。自分もそうでしたが、勉強すれば必ず結果が出ます。しかも英単語はGRE用に覚えればTOEFLでも使えるので絶対に勉強すべき。(ちなみに上の答えはaltruistic)

4. 推薦状

だいたい二人からの推薦状が必要で、自分の指導教官ともう一人探せばオッケー。自分は学部4年時の指導教官と修士課程のときの指導教官に書いてもらいました。ほとんど面識はないけれど有名な先生に推薦状を書いてもらうべきか?という質問がよくありますが、自分の留学先の教授は「有名な先生よりも自分をよく知っている身近な先生に書いてもらって下さい」と言っていたので答えはノー。もちろん大学や人によると思いますが。気になったら直接聞いてみましょう。教えてくれないかもしれませんが、何もしないよりはマシ。

5. 志望動機書(Statement of Purpose)

曖昧な表現を使わず、具体例をたくさん挙げて、自分はどういう人物で、なぜ留学先を志望するのかを1、2ページで書きます。志望動機書はかなり大事で、自分は約2ヶ月かけてGrammarlyで何度も添削、その後バイリンガルの先生に頼んで添削、そしてオンラインの有料添削サービスで添削してもらって完成させました。

6. やる気

最後に必要なものは「やる気」。自分は留学開始の約一年前、留学希望の研究室に訪問しました。当時、訪問した方が合格しやすいかなとなんとなく考えていたんですが、大阪の人が東京に行くような軽いノリで訪問はできません。飛行機+宿代+その他諸々で軽く20万円は超えてしまう感じなので学生にはちょっと厳しい。なので自分は、研究室訪問で合格率が上がるのか、直接教授に聞きました。そのときの自分の質問と教授からの回答がこちら。英語が不自然ですが留学前なのでご理解ください。

  • 質問:
    If I visit you, does this give me an advantage to pass the admission by the reason that you can know about me better than just exchanging emails? If so, I’d like to visit you and the laboratory.
  • 教授からの回答:
    A visit certainly helps. It is good both for us to meet you and for you to learn more about the lab and our activities. We would be happy to have you visit sometime if you want to. (But please do not feel that it is required.)

教授はすごく優しく丁寧な人で自分はラッキーでしたが、普通のアメリカ人はこんなに丁寧じゃありません。笑 そんなわけで留学先の教授の言葉もあって研究室に訪問することに決めました。実際訪問すると雰囲気もちょっと分かるし、現実味が帯びてきて留学準備にもさらに気合いが入りました。

自分の留学先はかなり少人数制で、毎年数人しか受け入れていません。入学後に聞いた話では2、30人から応募(ただしアメリカは出願費用が数千円と安いので適当に出願する人も多い)がありその中から選考したとのこと。「あのとき訪問したのは良かったね」と教授から言われました。自分のGPAは最低要件を満たしてませんでしたが、最低要件はあくまで参考で他で挽回できてればいいと言ってました。

というわけで一番大事なのは英語の点数でもなくGPAでもなく「やる気」です!諦めなければ留学できますよ。

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