TOEFLとGRE用の英単語の暗記方法を大学院留学経験者がオススメするよ

アメリカの大学院を受けるなら基本的にはTOEFLとGREが必要になります。TOEFLは日本人がよく受験するTOEICよりも断然難しいですし、何と言ってもGREはアメリカ人が受ける用のテストなので外国人な我々にとってはそれはもう難しいです。TOEFLもGREも単語力は重要で、単語を知らないこと前提で文脈で判断させる問題なんかも単語を知っていれば割と簡単に解けたりします。

英単語はGRE用に地道に覚える

GREに必要とされる英単語力は膨大なので、これさえおさえていればTOEFLに出てくる英単語もこの中にほぼ含まれます。自分は地道に1年くらいかけて5000語ほど覚えました。

他の方のブログを見ると、圧倒的に早く(数ヶ月で数千語とか)覚えてる人もいてすごいなーと思ってました。だって1年で5000語って1日15単語を毎日続けないといけないわけですよ?ちょっと休んだりすると次の日で取り返さないといけなくなるし、最初に覚えてたやつはどんどん忘れていくので復習しないといけないから、そんな短期間でそんな大量の単語が覚えられるのはにわかに信じ難かったです。

参考書

1つ目は「速読英単語」シリーズ。英単語だけ羅列された参考書はすぐ忘れてしまい面白味もあんまり無いんですが、速読英単語は見開き1ページ分くらいの文章と共に英単語を覚えるような参考書で、けっこう覚えやすいです。入門編、必修編、上級編などレベルによって色々あるので自分にあったものから始めてみるといいでしょう。

 

2つ目は知る人ぞ知る「ゴロあわせ 合格英単Vワード」シリーズ。その名の通りイラストと合わせて(しょうもない)語呂合わせでけっこう楽しく英単語が覚えられます。例えば、、、

「アダルト」例とした、品位を落とすもの
adulterate した、品位を落とす もの

基本編、必修編、上級編、完結編の全4冊(ここ数年でさらに種類が増えているようです)あり、こちらは基本編から始めることをオススメします。基本編なのに異常に難しい単語が入ってたり、語呂がしょうもなかったりツッコミどころが多いですがそれもご愛嬌。上級編、完結編に至っては英検1級やGREに出てくるような単語がたくさんあり、大学受験用に作られた参考書とは思えません。笑 自分にはすごく合っていて4冊すべて覚えました。

 

3つ目はGREの参考書、「Barron’s GRE」。Master Word ListというGRE頻出単語リストがあり、これがけっこうテストに出ると定評。自分もこのリストをメインに単語を暗記していました。

使っていた参考書はこの3種類だけですが、他にもTOEFLリーディングや模擬テストで出てきた単語も忘れないようにして自分で単語リストを作っていました。

勉強方法

以下、自分が行なっていた英単語の暗記方法です。単語によって覚え方に向き・不向きがあって以下の方法を使い分けてました。参考までに。

語呂合わせ

上記の合格英単Vワードもたまに自分的に頭に入ってきにくい語呂があったのでそういうときは自分で考えたりしてました。

連想

語呂合わせにも似てますが、要するに単語⇔何かの連想、何かの連想⇔意味という接続を頭の中で作って、単語と意味を繋げてしまおうというやり方。

自分の場合、Magic The Gathering(MTG)というカードゲームをやっていたんですが、MTGはアメリカ発でけっこう小難しい名前のカード(例えば、セラの伝令:Herald of Serra)が多くて案外これがGREとかに出てきます。笑 新たな英単語を勉強したらその単語でMTGのサイトでカード検索をかけて、もしちょうどいいカードがあればカードの絵と一緒に記憶するようにしてました。そうすると、単語を見たときにまずカードが頭に浮かび、そこから意味が分かります。

映画好きな人なら映画のタイトルを利用したり、色々と応用は効くはず。

語源

単語によっては語源で意味が覚えやすいものがあります。例えば”bilateral”という単語は「双方向的な、両側の」という意味ですが、bi-には2つ、両方という意味があり、-lateralには方向、側という意味があってその組み合わせでできている単語です。単語の語源を調べられるOnline Etymology Dictionaryを使って、覚えやすそうな単語なら語源で覚えてました。

暗記以外もやる

言語には4つの技能(読む、聞く、話す、書く)があり、これらは互いに関係し合っていてReadingの勉強をするとListeningができるようになったり、Speakingの勉強をするとWritingが出来るようになったりします。まんべんなく勉強すると効率よく英語力が上がっていきます。例えば自分は毎日オンライン英会話をしていて、暗記した単語を英会話で使うようにしていました。実際使うとやっぱり覚えやすいのです。

iKnow!を使う

iKnow!は暗記を助けるアプリ/ウェブサービスで自分はめちゃくちゃ重宝してました。iKnow!のすごいところは、人間の忘却曲線に基づいたアルゴリズムで効率よく学習できるところ。初めて覚えた単語は最初は忘れやすく、明日、明後日と復習しないとなかなか覚えられませんが、その後は数日飛ばしても覚えていて、さらに経つと1週間、1ヶ月と覚えていられるようになります。こういう脳の特性を利用して、ちょうど忘れそうなときに単語を提示してくれます。自分で単語リストを作って、iKnow!でテストしてました。自分が使っていた2011年頃は無料でしたが今は有料のようです。しかしお金を払ってでも使う価値ありますよ!

ちなみにiKnow!はDMM傘下になったのでDMM英会話やってるとiKnow!が無料で使えます。DMM英会話iKnow!も無料トライアルが数回あるのでとりあえず使ってみてはいかがでしょう。

英会話

継続する

最後は根性論ですが、大事なのは毎日やること。単語の暗記に限りませんが毎日やってると習慣になり、意識しなくても楽に続けられるようになります。一方1日でも休むとだんだんやらなくなってしまいます。どうしても時間がないときでもせめて5分だけでもやると継続しやすいですよ。
 

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