アメリカの大学には日本にない様々なメリットがあります。しかし、僕は大学に関して言えば(大学院は別)、日本の方がいいと考えています。
アメリカ大学のメリット
- 大量の宿題
- インターンシップ経験
- 質の高い先生(著名、教えるのが上手い)
- きれいなキャンパス
- 勉強に対して主体的
- 勉強に集中できる環境
アメリカの大学教育の特徴として、(1)授業がインプット(講義形式)ばかりでなくプレゼンやディスカッションなどアウトプットが多い、(2)進級と卒業が難しいので、自然と学生も主体的になります。多くの学生が寮暮らしで、大都市を除いて大学の周りには何もないので良く言えば勉強に集中できます。悪く言えば勉強しかすることがありません。笑
日本の大学はまさに真逆で、課題が少なく、授業の質が低く、学生は授業に消極的、、、といったところでしょう。
アメリカ大学のデメリット
授業料が高すぎる!この一点に尽きます。アメリカの州立大学と私立大学の平均的な学費がこちら。
Public 4 Year In-State | Public 4 Year Out-of-State | Private Nonprofit 4 Year | |
---|---|---|---|
2016 | $9,650 | $24,930 | $33,480 |
2015 | $9,420 | $24,070 | $32,330 |
名の知れたアメリカの大学はほとんど私立なので右の列(Private 4 Year)に当てはまります。もしも州立大学を選んだとしても、その州に住んでいなければOut-of-Stateの学費を払わねばならず中央の列になります。2017年現在、日本の国立大学が年間約54万円、私立大学が約100〜150万円ですから、これはもうめちゃくちゃ高いですね。さらに言うと、ハーバード、スタンフォード、MITなど有名大学の学費はさらに高くて、$45,000から$52,000といったところです。
http://colleges.usnews.rankingsandreviews.com/best-colleges/rankings/national-universities
余談ですが、日本人にとって東大生や京大生は頭が良いという印象ですが、アメリカ人にとってハーバードやスタンフォードやMITは金持ちが行く大学という印象が強いよう(もちろん頭もいいですが)です。
こんなに授業料を払ってるんだから上記のようなメリットがあるのは当然です。
問題はそれほど高額な授業料を払う価値があるかということ。
まとめ
思うに、アメリカに留学するようなモチベーションの高い人なら日本の大学でも十分自主的に勉強できるはずです。僕は大学は勉強に限らず様々な教養を深め、色々な経験をして、人生を楽しむようなところだと思っているので、そういう意味では日本の大学も捨てたもんじゃないと思います。