アメリカの年金制度の一つ、401(K)とは

アメリカの大企業はだいたい401(k)を導入しています。簡単に言うと、一定の額が毎回給料から天引きされて、401(k)の口座に振り込まれて、口座内で資産運用され、定年時にお金を引き出せるシステムです。発音は「フォーオーワンケー」。Internal Revenue Codeの401(k)条項に記載されているのが名前の由来。日本で言う確定拠出型年金で、拠出額は確定しているけども、給付額は運用によりけりで確定していません。(それに対して給付額が確定しているのが確定給付年金です)以下401(k)の特徴を詳しくまとめてみました。




マッチング

マッチングとは、自分の掛け金に応じて企業も401(k)口座にお金を入れてくれるという素晴らしいシステムです。まずは自分で給料の何%を拠出するかを決めます。例えば、「(税引き前)年収の6%まで100%マッチング」の場合、自分のContribution(貢献)が1%なら会社も1%、2%なら会社も2%、、、6%なら会社も6%、しかしそれ以上になると会社のContributionは6%どまりです。もしも「年収の6%まで50%マッチング」の場合、自分のContributionが2%なら会社は1%、という風になります。マッチングが多ければ多いほど福利厚生の良い企業と言えます。

ところでマッチングで企業からもらったお金はすぐに運用資金に使えるのですが、完全に自分のものになるにはある程度時間がかかります。(これをベスティング:Vestingといって、Company matching funds vest over timeのように使います)企業側の拠出金はだいたい一年に25%か33%がVestされます。つまり、完全に自分のものになるまでは3、4年かかります。ベスティングは会社を退職した場合に気にすることで、例えば退職したときに昨年度のマッチング額の75%が没収になったり、勤続年数で没収額が決まったりします。マッチングと同様にベスティングのルールも会社ごとに違うのでご確認ください。

 

口座の種類

口座は大きく分けて2種類あり、Traditional 401(k)とRoth 401(k)です。

Traditional 401(k)はPre-Tax 401(k)とも呼ばれていて、拠出金は給料から非課税で天引きされて口座に入ります。天引き後の給料に対してのみ所得税がかかるので、税率が少し下がります。口座から引き出すときに税金がかかりますが、普通のサラリーマンは退職して収入がないので、その時には税率が低くなってお得になるという仕組みです。ほとんどの人はTraditionalを選ぶと思います。

これに相対するのがRoth 401(k)で、税金支払い後のお金を口座に入れます。その代わり口座から引き出す際に税金がかかりません。投資等で今より老後の方が収入が増えるという人はこちらの方がお得になります。

 

早期引き出しもできるが、罰金を取られる

59.5歳になる以前に引き出す場合は10%のペナルティフィーが課されます。転職時には引き出す必要はなく、新しい会社が運用する口座に移したりすれば大丈夫です。

 

どうやって運用するかは自分で決める

口座にあるお金をどこに投資するかは自分で決めなければいけません。会社によってはほぼ自動でファンドを選んでくれて投資してくれたりもしますが、自分のお金なので是非金融の勉強をして自分で決めることをおすすめします。以下のようにたくさん選択肢があります。

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例えば僕の投資している「BTC EQUITY IDX NL M」はS&P500インデックスにマッチするように運用するPassively Managed Fundsです。Passively Managed Fundsとは、あるインデックスにマッチするように自動的に金融商品が選ばれてポートフォリオが組まれます。自動なのでその分手数料が安くなります。Actively Managed Fundsはその反対で、ポートフォリオマネージャーがいて金融商品を人力で選びます。それによってベンチマーク(例えばS&P500インデックス)よりも良いリターンを得ようとします。人力が加わってるのでその分手数料がかかります。

それ以外にも、中型株に投資するファンドや、アメリカ株以外に投資するファンド、株式よりも比較的リスクの低い債権に投資するファンドなど色々です。金融の詳しい話はまた別の機会に。

 

もらえる額

例えばS&P500にマッチするファンドで35年間(30歳から65歳)運用したとします。自分の拠出金は毎年$5,000、会社も$5,000マッチしてくれるとします。年利を7%(インフレを考慮したS&P500の1928年から2016年までの平均的な利回り)とすると、65歳のときに口座にある金額はなんと$1,434,000です!自分からの総拠出金は$175,000($5,000 x 35年)なので、1億円以上得している計算になります。

ただし、運用方法とマーケット次第で全然変わってきますし、日本と違って元本保証という考え方がなく元本割れもするので注意が必要です。

Craigslistでの売り方

アメリカで個人売買といえば、Amazon、Ebay、そしてCraigslistでしょう。
それぞれ特徴があるんですが、まとめるとこんな感じ。

Amazon: 売り手、買い手が多い。ほとんど返品・返金可能で保証がある。
Ebay: Amazonと似てるけど、より業者が少なく個人売買が多い。
Craigslist: 上2つと違い、ローカルで売買するので送料がかからない。ディーラーがいないので手数料がかからず双方お得。値引き交渉がよくある。




僕はどれもしょっちゅう使っていて、今までベッド、ソファー、マットレス、コート掛け、コーヒーテーブル、電球などをCraigslistで売りました。そしてCraigslistで一番大きな買い物は車です。笑 車を買った時の話はこちら

ちなみに電化製品や本はAmazon, Amazonに登録できないものはEbayに出品してます。Amazonは価格設定をちゃんとして写真を載っければめちゃくちゃよく売れるのでお試しあれ。今回はCraigslistの使い方、どうやって出品するかの話。

 

投稿

タイトル、内容、値段、住所(だいたいで良い)、コンタクト情報を入力して、最後に画像をアップロードすれば投稿完了。5分くらいで検索結果に表示されます。以下のような感じ。

craigslist_furniture

あとは連絡が来るのを待つだけ。

メールアドレス情報のところで、CL mail relayというところにデフォルトでチェックが入っています。これはCraigslistが売り手、買い手のメールアドレスを隠してくれてるので自分のアドレスを知らせることなく取引できます。アメリカでは、というかCraigslistではテキスト(SMS)のやり取りが割と好まれるようなので僕は電話番号も載せています。気になる人は別に載せなくて大丈夫です。今まで特に迷惑電話とかはありません。

 

金銭のやりとりは「現金の直接受け渡し」がベスト

もしもチェックを受け取る場合、相手がstop paymentを申請すればそのチェックは無効になってしまいます。他にもPaypalで払いますとか銀行振込しますとか言ってくる人がいますが(詐欺の可能性大)、現金受け渡しが一番確実です。僕が車を買ったときも、相手から現金で$5000用意するよう言われました。(銀行に行けば普通におろせます)

 

その他

ただ処分するよりは誰かにあげたい、という場合にもCraigslistは使えます。
以前ソファーの処分に困っていて、Craigslistでなかなか売れず、引越日が迫っており廃品回収業者も予約がいっぱいだったので、CraigslistのFor Sale -> Freeセクションに投稿したところ1日で引き取り手が見つかりました。

あと余談ですがCraigslistはアパート探しにも便利です。

OPT期間中はSocial Security TaxとMedicare Taxの税金免除

実はOPT期間中は、多くの人はSocial Security TaxとMedicare Taxを払う義務がありません。中国人の友人が教えてくれるまで自分も知りませんでした。今のレートだと、Social Security Tax 6.2%、Medicare Tax 1.45%なので、年収$100,000なら$7,650も節税できます。

IRSはオンライン上で外国人に対する納税義務を明記しています。

簡単にまとめると、F-1ビザでOPTを使って働いている場合、IRSのTax Filing Statusが”NONRESIDENT ALIENS”であれば(ほとんどの人がこれに当てはまります)税金免除になります。(OPT以外でも税金免除になるケースは色々あります、詳しくはIRSのページで)

以下の2つのテストで自分が”NONRESIDENT ALIENS”か”RESIDENT ALIENS”を判断します。もしいずれかのテストをパスすれば”RESIDENT ALIENS”となり、税金免除にはなりません。




Green Card Test

このテストは単純にグリーンカードを持っていれば”RESIDENT ALIENS”となります。

 

Substantial Presence Test

アメリカに実際に滞在している期間が最低でも
(1)今年に31日でかつ、
(2)今年を含めた過去3年間で183日:計算方法は、日数=今年の滞在日数すべて+1年前の滞在日数/3+2年前の滞在日数/6、
であれば”RESIDENT ALIENS”となります。

ただし、F1ビザの場合5年間は滞在日数がカウントされず、6年目の1月1日からカウントされます。ここで言う5年間はカレンダーイヤーで、学生を始めた日付でなくて、何年に始めたかによってカウントします。ややこしいですね、、、

具体例を挙げると、
アメリカに来て学生を始めたのが2011/08なら、2016/1/1から滞在日数のカウントが始まります。2016/7/1に183日を超えるので、この日付でNonresident AlienからResident Alienに変わります。

不安な人は税理士に聞くといいでしょう。IRSが他にも具体例を挙げてます。

 

注意事項

雇用主(会社)は税金免除のことを知らせてくれないので自分で会社の給与課にお願いする必要があります。また、ステータスが変わって(F1からH1-Bビザになったり、nonresidentからresident alienになったり)税金免除期間が終了したときには会社に知らせて納税を開始しないといけません。